20世紀西洋人名事典 「D.L.ラック」の解説
D.L. ラック
David Lambert Lack
1910 - 1973
英国の鳥類学者。
元・オックスフォード大学野外鳥類学研究所所長。
1933年ケンブリッジ大学卒業後高校教師を務め、’45年からオックスフォード大学エドワード・グレー野外鳥類学研究所長となる。’48年母校で学位取得、鳥の生態を研究、高等動物の野外研究を学会に認めさせ、進化の観点から生態を扱う新しい研究分野の開拓に貢献、現代の動物学を築く。進化学の新しい古典とされる「ダーウィンフィンチ」(’47年)、「ロビンの生活」(’43年)、「動物個体数の自然調節」(’54年)等の著書がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報