20世紀西洋人名事典 「E.ルビッチ」の解説
E. ルビッチ
Emst Lubitsch
1892.1.29.(1.28.説もあり) - 1947.11.30
米国の映画監督。
ベルリン生まれ。
別名ルビッシュ。
1911年マックス・ラインハルトの劇団に参加し、’13年喜劇俳優として映画界に入る。歴史劇「パッション」(’19年)で名声を得、’23年渡米、ソフィスティケーションを主調とするコメディを展開した「結婚哲学」(’34年)でハリウッド喜劇の発展に大きく影響を及ぼす。トーキーに入っても、斬新な技法でオペレッタ映画をジャンルとして確立した他、「ルビッチ・タッチ」と呼ばれる喜劇の独自の洗練された映像表現を行う。他の作品に「ラブ・パレイド」(’29年)、「天使」(’37年)、「ニノチカ」(’39年)等。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報