20世紀西洋人名事典 「E.C.スライファー」の解説
E.C. スライファー
Earl C. Slipher
1883 - 1964
米国の天文学者。
国際火星委員会会長。
1905年ローウェル天文台に入る。火星などの惑星の写真撮影に力を注ぐ。惑星自転による不鮮明を除去するため、短時間に得た一連の写真を重ね燒きすることで成功。測光の精度を保つため撮影の標準化を行う。’37年ブルー・クリアニング現象、w型の白雲の出現を発見。’56年火星大接近の折、国際火星委員会会長を務める。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報