20世紀西洋人名事典 「F.ボアス」の解説
F. ボアス
Franz Boas
1858.6.9 - 1942.12.22
米国の人類学者。
元・コロンビア大学教授。
ミンデン(ドイツ)生まれ。
ユダヤ商人の子として生まれ、5歳頃から植物学、地質学、動物学、地学に興味をもちはじめる。ハイデルベルク、ボン、キールの各大学で学び、1881年キール大学で物理学と地質学の理学博士号を取得した。1883〜84年のバフィン島のエスキモー調査を機会に人類学へ転進。1889年クラーク大学の人類学講師を経て、1899年コロンビア大学人類学教授に就任し、米国の人類学の父とよばれる。主著に「Race language and culture」(’40年)等がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報