20世紀西洋人名事典 「F.ロダン」の解説
F. ロダン
Francois Auguste Réne Rodin
1840.11.12 - 1917.11.17
フランスの彫刻家。
パリ生まれ。
装飾美術学校プティット・エコールで学び、建築装飾の仕事に就く。普仏戦争後、1875年イタリアに遊学。ミケランジェロに傾倒して「青銅時代」(1877年)を制作、大きな反響を呼んだ。1880年パリ装飾美術館の扉「地獄の門」の制作を開始、終生を捧げるものの未完に終わる。1900年のパリ万国博覧会で世界的な名声が確立。彼の死後、住居や残された作品はロダン美術館として公開されている。主な作品に「鼻のかけた大男」(1864年)、「考える人」(1880年)、「カレーの市民」「バルザック」(1884年)など多数。19世紀を代表する芸術家の一人で、現代彫刻の父と称される。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報