20世紀西洋人名事典 「G.ベコー」の解説
G. ベコー
Gilbert Bécadd
1927.10.24 -
フランスのシャンソン歌手,作曲家。
トゥーロン(南フランス)生まれ。
本名フランソワ・シリー〈François Silly〉。
ニース音楽院ピアノ科卒業後、パリに出て映画音楽、シャンソンの作曲を始める。エディット・ピアフに認められ、彼女のために書いた「あなたに首ったけ」がヒットし、シャンソン作曲家としての地位を確立する。また、この頃からベコーの芸名で歌手としてもデビューし、ダイナミックな歌唱で人気を得る。1961年の「そして今は」の国際的ヒットによって、アメリカにも進出。日本にも’63年に初来日以来、度々来演。作品はほかに「十字架」「詩人が亡くなった日」カンタータ「星を持つ子供」など。89年ラビュシエール市議会に立候補し当選。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報