20世紀西洋人名事典 「G.ポリツェル」の解説
G. ポリツェル
Georges Politzer
1903 - 1942
哲学者。
ハンガリー生まれ。
パリで哲学教授の資格を取得し、超現実主義の影響を受けて、アンリ・ルフェーヴルらと雑誌「哲学」を主宰したほか、弁証法的唯物論の立場に立ってベルクソン哲学を批判する。また、「パンセ」誌の創始者、雑誌「カイエ・デュ・ボルシュヴィスム」の編集者としても知られる。1930年共産党に入党し、フランスにおけるマルクス主義哲学思想者の指導的人物の一人となる。第二次世界大戦中にナチに対するレジスタンス運動に参加して、逮捕、銃殺される。主著は「心理学の基礎への批判」(’28年)など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報