20世紀西洋人名事典 「G.メリエス」の解説
G. メリエス
Georges Méliès
1861 - 1938
フランスの映画製作者。
パリ生まれ。
奇術を愛好し、1888年パリのロベール・ウーダン劇場を買い取り、奇術や夢幻劇を上演、演出家、興行師となるが、1895年リュミエール兄弟の「シネマトグラフ」を見て映画に興味を示し、翌年から撮影に着手、1897年世界初のスタジオをパリ郊外に建設し自ら製作、監督、脚本、出演し多数の作品を製作。豊富なトリックを駆使し、物語映画の父とみなされる。「月世界旅行」、「ガリバー旅行記」(共に1902年)、「妖精の王国」(’03年)等の作品がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報