夢幻劇(読み)ムゲンゲキ

デジタル大辞泉 「夢幻劇」の意味・読み・例文・類語

むげん‐げき【夢幻劇】

夢における人間生活を描いた戯曲ストリンドベリの「ダマスクスへ」など。
夢幻的な世界題材とし、観客を夢幻の境地に誘い込むような戯曲。メーテルリンクの「青い鳥」など。

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精選版 日本国語大辞典 「夢幻劇」の意味・読み・例文・類語

むげん‐げき【夢幻劇】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 空想的、神秘的な題材を用いて観客を夢幻の世界にさそい込むような戯曲。
    1. [初出の実例]「夢幻劇より遙に下りたる惨酷劇悪毒劇」(出典:一国の首都(1899)〈幸田露伴〉)
  3. 現実人生よりも、夢の中に人生の真実があると考えて、夢における人間の生活を描き出した表現主義的な戯曲。ストリンドベリの「ダマスクスへ」「夢の戯曲」の類。

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