20世紀西洋人名事典 「H.ジンツハイマー」の解説
H. ジンツハイマー
Hugo Sinzheimer
1875.4.12 - 1945.9.16
ドイツの法学者。
元・フランクフルト大学教授,元・アムステルダム大学教授。
ウォルムス生まれ。
1920年にフランクフルト大学の教授となるが、ナチス政権樹立後、オランダに亡命し、アムステルダム大学に移る。ワイマール時代のドイツ労働法学会において法社会学的方法の重要性を強調し、ワイマール憲法の生存権規定などの労働諸条項制定に大きく貢献している。ほかに、労働協約の規範的効力を明文化した協約令の立法、統一労働法典創設のために尽力した。著書に「労働法原理」(’21年)などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報