20世紀西洋人名事典 「H.リッケルト」の解説
H. リッケルト
Heinrich Rickert
1863 - 1936
ドイツの哲学者。
元・フライブルク大学教授,元・ハイデルベルク大学教授。
ダンツィヒ(後のグダニスク)生まれ。
ベルリンやストラスブールで学び、フライブルク大学教授やハイデルベルク大学教授を歴任する。カントの認識論から出発して超越論的論理主義的見地にたつ体系的な文化哲学、価値哲学の樹立を企画する。又、ウィンデルバントの思想を継承発展させる。ウィンデルバントにより創始された新カント学派の一つである西南ドイツ学派の大成者である。著書に「認識の対象」(1892年)、「文化科学と自然科学」(1899年)など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報