価値哲学(読み)かちてつがく

百科事典マイペディア「価値哲学」の解説

価値哲学【かちてつがく】

ドイツ語Wertphilosophieの訳。価値とは何か,その認識,事実との関係,体系などを主題とする哲学新カント学派西南ドイツ学派が代表で,ウィンデルバントは真・善・の4価値を説いた。その弟子リッケルトは文化価値の体系を考え,価値を価値以外のものと区別し,三つの世界すなわち客観界・価値界・意味実現の世界を設定した。

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デジタル大辞泉「価値哲学」の解説

かち‐てつがく【価値哲学】

真・善・美・聖などの絶対的、永遠的価値の探求や確立を対象とする哲学。ロッツェに始まり、新カント学派ウィンデルバントリッケルトがこれを受け継いだ。

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精選版 日本国語大辞典「価値哲学」の解説

かち‐てつがく【価値哲学】

〙 真・善・美などの価値の原理に関する哲学的研究価値論

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世界大百科事典 第2版「価値哲学」の解説

かちてつがく【価値哲学 Wertphilosophie[ドイツ]】

価値とはなにか,それはどのようにして認識されるのか,価値と事実との関係,価値の体系や上下関係などについて研究する哲学で,ロッツェによって準備され,新カント学派の一つである西南ドイツ学派のウィンデルバントやリッケルトらによって樹立されたものである。19世紀後半以降第1次世界大戦の時期にかけて,ドイツで栄えた価値哲学は,そのころ顕著であった伝統的な価値観の崩壊現象や自然科学的唯物論,実証主義に対決しようとしていたこともあって,われわれが体験する現実の生と価値とを徹底的に対立させる二元論根本原理とするものであった。

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