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19世紀後半ドイツに起こった新カント学派の一つ。ヴィンデルバント,リッケルトなどがその代表。「権利問題」と「事実問題」の区別を重視し,事実に内在している価値を純粋に取り上げようとする。普遍的現象を対象とする自然科学に対し,唯一回的事象を価値の次元から把握して,個性記述という方法で展開していく文化科学ないし歴史学の基礎づけを試みた。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報
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出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…19世紀後半以降第1次世界大戦の時期にかけてドイツを中心として栄えた哲学上の学派で,カントの哲学を観念論の方向に徹底したうえで復興させることによって,当時盛んであった自然科学的唯物論や実証主義に対抗しようとしたものである。これに属する哲学者としては,その一派であるマールブルク学派のコーエン,ナトルプ,カッシーラー,西南ドイツ学派(バーデン学派)のウィンデルバント,リッケルト,ラスクなどがいる。マールブルク学派はカントに従って自然科学を重視するとともに,論理的構成主義の観念論の方向にカントの観念論を徹底した。…
…ドイツの哲学者。新カント学派の一つである西南ドイツ学派に属する。彼は,論理的形式と感性的内容の相互独立性を否定し,両者を認識対象の非独立的な要素とみることによって,対象の中に論理的形式の存在を認め,これこそが対象をして対象たらしめるものであるとする。…
…ドイツの哲学者で新カント学派の一つである西南ドイツ学派の完成者。彼は対象を,非合理的な内容と合理的な形式の結合とみ,対象の認識とは,ある主語(内容)と述語(形式)を結び付けるべきで,そうすることには価値がある,とみなす判断,つまり価値判断であるとする。…
※「西南ドイツ学派」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...
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