J.アドルフペーターセン(英語表記)Julius Adolf Petersen

20世紀西洋人名事典 の解説

J.アドルフ ペーターセン
Julius Adolf Petersen


1882 - 1933
大泥棒。
バルムベック生まれ。
「三文オペラ」の大泥棒メッキー・メッサーを彷佛させる人物。アドルフ以下弟のアルノルト、「犬殺し」ローベルト等からなるペーターセン一家は、第一次大戦後の復員兵集団の機動力を駆使して、大商店、公金略奪の手を次々と伸ばした。彼は盗んだ金品スラム街の子供たちに気前よくばらまいたため「バルムベックの王様」と義賊扱いの異名を奉られた。1920年代に逮捕され、11年間獄中生活を送ったが、獄中からも暗号による命令を発し、数々の犯罪を指揮した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android