20世紀西洋人名事典 「J.ハイフェッツ」の解説
J. ハイフェッツ
Jascha Heifetz
1901.2.2 - 1987.12.10
米国のバイオリン奏者。
南カリフォルニア大学教授。
ヴィルナ(後の・ヴィリニュス)生まれ。
ヴァイオリン奏者の父に手ほどきを受け、5歳でヴェルナ帝室音楽学校に入り、エリアス・マルキンに師事。7歳でメンデルスゾーンの協奏曲を奏し、神童の評判を得る。1910年ペテルブルグ音楽院でアウアーに師事し、’17年渡米、カーネギー・ホールでデビュー。’25年米国の市民権を取得、’38年ルビンステインやフォイアマンとピアノ・トリオを結成し、百万ドル・トリオと呼ばれ大評判となる。’62年南カリフォルニア大学教授となる。まれにみる技巧家で俊敏で強靭なスタイルを築き、20世紀最大の巨匠とたたえられる。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報