20世紀西洋人名事典 「J.ラルナック」の解説
J. ラルナック
Jean Larnac
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フランスの批評家。
1927年発表の「フランス女性文学史」で、女性が文学によって社会的解放を求めたその努力の跡をたどる。「パンセ」誌に寄稿した他、一連の女流作家を研究。主な作品に「革命家としてのジョルジュ・サンド」(’48年)などがあり、中でも「現代のフランス文学」(同年)では、文学思想の推移を二つの世界大戦を通じて今に至る社会試練に即して批判するなどマルクス主義的批評の立場をとっている。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報