20世紀西洋人名事典 「J.delaシェルバ」の解説
J.de la シェルバ
Juan de la Cierva
1895.9.21 - 1936.11.9
スペインの航空技術者。
ムルシア生まれ。
保守党の政治家ペナフィエル・シェルバの息子で、技術学校卒業後父のあとを継いで政界入り、国会議員に選出される。しかし在学中から独学で空気力学を学ぶ等飛行機の設計に関心を持ち、1919年政府の軍用機の設計コンテストに応募したがテストで墜落し、エンジンの強い回転翼機の研究を始め、’23年オートジャイロと名づけた回転翼航空機を発明、’25年イギリスにシェルバ・オートジャイロ社が創設、量産が開始される。’36年墜落事故で死亡。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報