20世紀西洋人名事典 「J.H.ポアンカレ」の解説
J.H. ポアンカレ
Jules Henri Poincaré
1854.4.29 - 1912.7.17
フランスの数学者,物理学者,天文学者。
元・パリ大学教授。
ナンシー生まれ。
医師の子として生まれ、5歳でジフテリアにかかる。理工科大学校卒業後、鉱山学校に入学し、1879年鉱山技師となる。この間に微分方程式に関する研究でパリ大学より学位を取得。1879年カアン大学講師となり、1881年にパリ大学に移り、1995年同大学教授。1887年パリ科学アカデミー会員となり、1906年にアカデミー会長に就任した。天体力学に関する哲学にも深い関心をもち、主著に「天体力学」(’05〜10年)等がある。フランス第3共和制9代目大統領のR.ポアンカレは従兄弟にあたる。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報