20世紀西洋人名事典 の解説
J.L. フォン・ノイマン
Von Neumann Johann Ludwig
1903.12.28 - 1957.2.8
ハンガリーの数学者。
元・プリンストン高等研究所教授。
ブダペスト生まれ。
少年時代から数学の方面で非凡な才能を見せ、19才で数学者として認められる。1926年ブダペスト大学から数学博士号取得。’30年米国のプリンストン大学教授、’33年にはプリンストン高級研究所教授となる。数学基礎論、測度論、群の上の概周期関数論等に業績を残し、’32年「量子力学の数学的基礎」を著す。また経済学者モルゲンシュテルンとの共著「ゲームの理論と経済行動」(’44年)を刊行、研究用に開発した計算機が今日のノイマン方式のコンピューターの先駆となる。ワシントンで没。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報