20世紀西洋人名事典 「J.Z.ヤング」の解説
J.Z. ヤング
John Zachary Young
1907.3.18 -
英国の動物学者。
ユニヴァーシティ・カレッジ教授。
ブリストル生まれ。
1931〜45年モードリン・カレッジのフェローを経て、’45〜74年ユニヴァーシティ・カレッジ解剖学教授就任。イカの神経に関する研究を始め、イカの神経繊維のある種のものが著しく太く、直径は1ミリに達することを発見し、この神経繊維が実験に非常に有用であり他の多くの研究者が神経を研究する際にこれを使い、神経構造と機能の解明に著しく貢献した。又タコの中枢神経についても研究し、記憶領が脳に位置することを示した。’45年王立協会会員。’67年王立協会のロイヤルメダルを授与された。著書「脊椎動物の生活」(’50年)、「哺乳類の生活」(’57年)は動物学の教科書として広く知られている。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報