神経繊維(読み)しんけいせんい

大辞林 第三版の解説

しんけいせんい【神経繊維】

神経細胞の長突起である軸索が被膜に包まれたもの。有髄繊維と、髄鞘ずいしようのない無髄繊維とがある。刺激によって起こった興奮を伝える。

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百科事典マイペディアの解説

神経繊維【しんけいせんい】

神経細胞の細胞体からのびた長い軸索突起。普通は数mmから数cmだが,座骨神経では1mに達するものもある。機能上は運動繊維と感覚繊維に大別。構造上は軸索を取り巻く髄鞘という被膜の有無によって有髄・無髄に区別され,そのいずれもが中枢および末梢神経に多数含まれている。神経伝導の速度は有髄繊維のほうが速い。髄鞘には所々に中断部があり,絞輪(ランビエ絞輪)と呼ばれる。また末梢神経では,有髄・無髄に関係なく,神経鞘シュワン鞘)という被膜が外側をおおっている。神経繊維の起始部および末端部は,髄鞘・神経鞘をともに欠く裸繊維となっている。→シナプスニューロン
→関連項目神経神経系神経鞘腫神経節神経叢

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世界大百科事典 第2版の解説

しんけいせんい【神経繊維 nerve fiber】

神経細胞の突起には数mmから数cm,ときには1m近くまでの距離にわたりほぼ一定の太さを示すものが多く,そのようないわば索状の突起とこれの覆いをなす構造(髄鞘あるいはシュワン鞘など)を合わせたものを神経繊維という。神経繊維の軸をなす,上記のごとき索状の突起を軸索axonと称する。軸索をなすものは,神経細胞体から遠ざかる向きに刺激を伝えるもの(神経突起neurite)であったり,神経細胞体に近づく向きに刺激を伝えるもの(樹状突起dendrite)であったりする。

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世界大百科事典内の神経繊維の言及

【神経系】より

…また,軸索の末端(軸索終末axon terminal)では,次のニューロンに興奮の伝達が行われる。軸索は一般に長い突起であるから(脊髄から四肢の末端部にまで達するもの,大脳皮質から脊髄の末端部にまで達するものなど),神経繊維nerve fiberと呼ばれることが多い。また,軸索はしばしばリン脂質を主成分とする鞘(しよう)(髄鞘またはミエリン鞘myelin sheath)をかぶっている。…

【神経系】より

…また,軸索の末端(軸索終末axon terminal)では,次のニューロンに興奮の伝達が行われる。軸索は一般に長い突起であるから(脊髄から四肢の末端部にまで達するもの,大脳皮質から脊髄の末端部にまで達するものなど),神経繊維nerve fiberと呼ばれることが多い。また,軸索はしばしばリン脂質を主成分とする鞘(しよう)(髄鞘またはミエリン鞘myelin sheath)をかぶっている。…

※「神経繊維」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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