知恵蔵 「J3」の解説
J3
J3では加入全クラブをJリーグ準会員とし、その参加条件はスタジアムの入場可能人数5千人以上(J2は1万人以上)、プロ契約選手数3人以上(J2は5人以上)など、J1、J2に比べて緩和されている。
初年度の14年は、グルージャ盛岡、ブラウブリッツ秋田、福島ユナイテッドFC、FC町田ゼルビア、Y.S.C.C.横浜、SC相模原、AC長野パルセイロ、ツエーゲン金沢、藤枝MYFC、ガイナーレ鳥取、FC琉球にJリーグ・アンダー22選抜チームを加えた12チームにより、3月9日(日)から11月23日(日・祝)まで、3回戦総当たりリーグ戦(ホーム&アウェイ+ホーム or アウェイ)により全33節、計198試合が行われる。
このうち、Jリーグ・アンダー22選抜は、J1、J2に所属する22歳以下の選手で構成される特別参加枠で、日本サッカー界の大きな課題となっていた22歳以下の若手有望選手の育成を目指すものとして注目される。
なお、今シーズンのリーグ戦結果により、J2の最下位(22位)クラブはJ3へ自動降格、J3の1位クラブはJ2へ自動昇格し、J2の21位とJ3の2位クラブは入れ替え戦を行う。ただしJリーグ・アンダー22選抜は入れ替え対象外である。
(葛西奈津子 フリーランスライター / 2014年)
出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報