20世紀西洋人名事典 「L.グンプロビチ」の解説
L. グンプロビチ
Ludwig Gumplowicz
1838 - 1909
オーストリアの社会学者。
元・グラーツ大学教授。
クラクフ(ポーランド)生まれ。
ユダヤ系ポーランド人としてクラクフに生まれる。ウィーン大学で法律を学び、一時政治活動をするが、グラーツ大学教授となり晩年舌癌で苦しみ、自殺するまで在職した。集団を社会の基本単位として、歴史を自己保存を計る社会集団間の闘争と、法則的に進行する支配被支配関係の過程として捉えた。著書「民族闘争論」(1883年)、「社会学的国家論」(1892年)など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報