20世紀西洋人名事典 「L.デカーヴ」の解説
L. デカーヴ
Lucien Descaves
1861 - 1949
小説家,劇作家。
ゴングールに師事し、社会悪を痛烈に批判した「下士」(1889年)、「塔」(1901年)など写実主義の小説を次々と発表。その一方では自由劇場に参画し、写実劇を経て、ドネー、カピュらと合作で視野の広い恋愛風刺劇を書き、主な作品に「森の中のあき地」(’00年)、「ヴィルジニーの昇天」(’30年)などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報