20世紀西洋人名事典 「M.マルチネ」の解説
M. マルチネ
Marcel Martine
1887 - 1944
フランスの作家,詩人。
第一次大戦前後の悲惨な民衆生活を描く。詩集「呪われし時代」(1817年)、「船乗りの歌」(1934年)、小説「かくれ家」(’18年)、「孤独者」(’46年)、エッセー「プロレタリア文化」(’26年)などを書き、ロマン・ロランの影響を受けた左翼的人道主義の作家として知られる。又、劇作「夜」(’22年)、「勝利」(’22年)などの作があり、我国でも上演された。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報