20世紀西洋人名事典 「M.ルノー」の解説
M. ルノー
Madeleine Renaud
1900 - 1994.9.23
フランスの女優。
パリ生まれ。
コンセルバトアール演劇科を首席で卒業し、1921年コメディ・フランセーズに入団し、娘役・コケット役を演じ、観客を魅了する。’34年「白き処女地」で映画スターとして有名になった後、’38年に結婚。’46年夫とともにルノー・バロー劇団を創設し、’60年代以降は前衛劇にも進出。主な舞台に「死せる女王」(’42年)、「繻子の靴」(’43年)、「美わしの日々」(’63年)、映画には、「美しき青春」(’36年)。優美な演技で古典劇に定評がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報