N.ブルームバーゲン(その他表記)Nicolaas Bloembergen

20世紀西洋人名事典 「N.ブルームバーゲン」の解説

N. ブルームバーゲン
Nicolaas Bloembergen


1920.3.11 -
米国物理学者
ハーバード大学教授。
ドルドレヒト(オランダ)生まれ。
第二次大戦後、ハーバード大学でパーセルに師事し、開発直後の核磁気共鳴NMR実験に参画し、その成果で1948年ライデン大学より学位を得る。ライデン大学低温研究所で核スピン緩和の研究に従事。’49年ハーバード大学で助教授。’51年アメリカに帰化。’57年同大応用物理学教授となる。マイクロ波分光に親しみ、核4重極相互作用などを手がけ、’56年三準位固体メーザーの提案を発表し、レーザーの出現以後、非線形工学を開拓した。’81年ノーベル物理学賞を受賞した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android