NHK紅白歌合戦(読み)エヌエイチケーこうはくうたがっせん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「NHK紅白歌合戦」の意味・わかりやすい解説

NHK紅白歌合戦
エヌエイチケーこうはくうたがっせん

毎年 12月 31日の夜に日本放送協会 NHKが放送する歌番組。その年に活躍した男女の人気歌手が,白組と紅組に分かれて勝ち負けを競う。前身は,1945年 12月 31日午後 10時 20分からラジオで放送された紅白音楽試合 (司会水の江滝子古川緑波 ) で,当時は占領下だったために合戦ということばは使えなかった。 NHK紅白歌合戦と改名されてからの初のラジオ放送は,1951年1月3日午後8時から (司会は加藤道子,藤倉修一) 。 1953年1月2日の実験放送から,初めてテレビ放送された。 1953年 12月 31日の第4回放送からラジオ・テレビ同時放送になり,毎年大みそか恒例の番組として定着した。会場は,第1~3回まで東京放送会館第1スタジオ,その後日本劇場東京宝塚劇場などを経て,1973年の第 24回からは東京・渋谷NHKホールから生中継されている。この番組に出場することは歌手にとって最高の栄誉とされたが出場辞退者も増え,視聴率も,1963年 (第 14回) に 80%台を記録して以来,2006年には 30%台にまで低下した。

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