20世紀西洋人名事典 の解説
O.V.d.L. ミロシュ
Oscar Vladislas de Lubicz Milosz
1877 - 1939
詩人,外交官。
元・フランス公使。
チェレイア(リトアニア)生まれ。
リトアニア名Milasius。
名門貴族出身でパリで教育を受け、フランス外務省に入省。第一次世界大戦後のリトアニアの独立と共にフランス初代代理公使、1926年には同公使となる。’38年退官。孤独な詩人として知られ、過去の世界と神秘の霊界との交流に生き、ポー、ボードレールに深く影響を受け、象徴主義の手法で懐郷、病態、絶望を歌う。晩年は黙示録の謎を解く予言者となる。主な作品に「ミゲル・マナラ」(’12年)、「詩編」(’15年)などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報