20世紀西洋人名事典 「P.スビンヒューブド」の解説
P. スビンヒューブド
Pehr Evind Svinhufvud
1861 - 1944
フィンランド国籍。
元・フィンランド大統領。
船長の息子として生まれ、法律を学ぶ。第一次ロシア化政策時に自治国憲法を守ろうとして裁判所を解雇され、地下で活動していた。第二次ロシア化政策時にはシベリアに追放された。1917年のロシア革命の際に解放され、レーニン政権からフィンランド独立の承認を獲得するために代表団を率いた。翌年のロシア内戦後政界から退いた。極右運動が激しい時期に復帰し、首相を経て’31年第三代大統領となった。信望を高めていたが、社会民主党の入閣を拒否したことから’37年の大統領選に破れた。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報