20世紀西洋人名事典 「P.C.A.ヘイル」の解説
P.C.A. ヘイル
Pieter Catharinus Arie Geyl
1887.12.15 - 1966.12.31
オランダの歴史家。
元・ロンドン大学教授,元・ユトレヒト大学教授。
1914〜19年「新ロッテルダム新聞」ロンドン特派員を経て、’19〜36年ロンドン大学オランダ史講座教授、’36〜58年ユトレヒト大学教授を歴任。第二次世界大戦中の’40〜44年には収容所生活を送る。名著「ネーデルラント民族史」3巻(’30〜37年)は「大ネーデルラント主義」の先駆となる。又オランダ共和国の成立、バタビア共和国などに関して独創的な新史観を主張した。第二次大戦後は歴史学の理論と方法を論じ、又英文で多数の著書、論文、トインビー批判を著し世界的名声を得た。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報