20世紀西洋人名事典 「R.プティ」の解説
R. プティ
Roland Petit
1924.1.13 -
フランスの舞踏家,振付師。
国立マルセイユ・ローラン・プティ・バレエ団主宰。
ビルモンブル生まれ。
1939年パリ・オペラ座の舞台でデビュー。’44年退団。その後シャンゼリゼ・バレエ団を経て、’48年バレエ・ド・パリを設立し、「夜の淑女たち」(’48年)、妻のジジ・ジャンメールが名声を得た「カルメン」(’49年)、「シラノ・ド・ベルジュラック」(’59年)等を発表し、戦後のバレエ界を刺激し、大きな反響を呼んだ。。’65年大作「ノートル・ダム・ド・パリ」をパリ・オペラ座のために創る。又「アンデルセン物語」「足ながおじさん」等映画も手がけ才覚を見せた。’72年マルセイユに本拠を移し、国立マルセイユ・ローラン・プティ・バレエ団を主宰。’78年の来日公演の「コッペリア」ではコッペリウス役で渋みのある演技をみせた。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報