20世紀西洋人名事典 「R.ホーホフート」の解説
R. ホーホフート
Rolf Hochhuth
1931.4.1 -
ドイツの小説家。
エシュウェーゲ生まれ。
1963年ナチスのユダヤ人虐殺を黙視した当時のローマ教皇ビウス12世の戦争責任を告発した戯曲「神の代理人」でセンセーショナルなデビューを飾る。その後、政治演劇の旗手として、「兵士たち」(’67年)、「ゲリラ」(’70年)、「助産婦」(’72年)、「女の平和とNATO」(’74年)などの問題作を発表。「ドイツ、ある恋の物語」(’78年)の資料探索中に現職州首相のナチス時代の戦争犯罪を発見し、辞職させ、「法律家たち」(’79年)でこれを劇化した。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報