20世紀西洋人名事典 「R.M.ヤーキズ」の解説
R.M. ヤーキズ
Robert Mearns Yerkes
1876.5.26 - 1956.2.3
米国の心理学者,霊長類学者。
元・エール大学教授,元・エール大学霊長類生物学研究所所長。
ペンシルベニア州ブレディスビル生まれ。
比較心理学ことに霊長類の研究で知られる。アースィナス・カレッジ卒業後、1902年ハーバード大学で学位を取得。’17〜19年ミネソタ大学教授を経て、’24〜44年エール大学教授。又’19年イエール大学に霊長類研究所を設立し、’29年同研究所所長に就任し、’42年引退後、彼を記念してヤーキズ霊長類生物学研究所と名づけられた。1899年以来下等動物からカニ、カメ、カエル、マウス、ラット、サル、ヒト等に至る多くの動物について研究を行った。又第一次大戦中、陸軍に協力し、彼が委員長となって軍隊用の知能検査A式、B式とよばれるアーミー・テストを開発した。著書「大型類人猿」(’29年)、「チンパンジー、実験的コロニー」(’43年)等。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報