20世紀西洋人名事典 「T.ナゲル」の解説
T. ナゲル
Trygve Nagell
1895.7.13 - ?
ノルウェーの数学者。
ウプサラ大学教授。
オスロ生まれ。
オスロ大学で学び、1920年に数学のM.A.を取得し、同年同大学数学科教員となる。’26年にはPh.D.を取得、’30年に助教授となる。翌年、スウェーデンのウプサラ大学数学科教授となって、以後ウプサラに居住した。20年代初めに不定方程式に関する論文で有名で、また’31年の環論の研究は抽象代数学における最も重要な貢献となり、これらの数学上の業績によりノルウェーの聖オラフ勲章などを受章したほか、上級勲爵士に叙せられた。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報