ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ペティ法則」の意味・わかりやすい解説 ペティ法則ペティほうそくPetty's law クラークの法則,ペティ=クラークの法則ともいう。国民所得の増加につれて産業構造,労働者構成が第1次産業から第2次産業さらに第3次産業へと比重を移していくという法則をいう。第1次・第2次・第3次産業間に生産性格差に伴う収益の格差があるという W.ペティの認識に基づき,C. G.クラークが各国の国民所得統計によって見出した経験法則である。収益格差によって労働・資本の移動が起り,より高収益な産業へ比重が移行していくことを説明するが,まだ多くの理論上の問題点をかかえている。しかし現実には多くの国々の経済発展の段階でクラークの指摘する現象がいまなおみられる。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by