ケーディス チャールズ(英語表記)Kades Charles Louis

20世紀日本人名事典 「ケーディス チャールズ」の解説

ケーディス チャールズ
Kades Charles Louis

07の軍人,弁護士 元・GHQ民政局(GS)次長



国籍
アメリカ

生年
1906年3月12日

没年
1996年6月

出生地
ニューヨーク州ニューバーグ

学歴〔年〕
コーネル大学卒,ハーバード大学ロースクール卒

経歴
1931年ニューヨーク州で弁護士となる。’33年ルーズベルト政権のイッキーズ内務長官の補佐官となり、以後10年間ニュー・ディール行政に携わる。’42年軍役に就き、欧州派遣軍に参加。ノルマンディー上陸作戦に加わる。’45年日本降伏直後、マッカーサーに続いて厚木上陸、占領開始期の実務を処理。同年GHQ民政局次長に就任、日本専門家と軍人の担当官をリードし、新憲法草案(マッカーサー草案)の総責任者を務めた。また、公職追放内務省解体、地方自治に加えて、警察制度民主化を進め、G2(情報)のウィロビー小将と対立した。その後、占領政策の“逆コース”(民主化からの逆行)で行き詰まり、’48年帰米、’49年辞職。以後、ニューヨークで弁護士活動を続けたが、マッカーサーの愛顧はあつく、マッカーサー家の財産の管財人も務めた。’80年弁護士を引退。’93年来日しTVに出演。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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