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逆行 ぎゃっこうretrograde motion

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

逆行
ぎゃっこう
retrograde motion

地球上からみた場合,惑星が天球上を東から西へ向うようにみえる視運動。一般に内惑星内合外惑星の近くで逆行し,ほかの場合は順行する。春分点の逆行は歳差白道黄道の交点の逆行はサロス周期 (→サロス ) として現れる。これとは別に太陽系内で諸惑星や衛星の公転方向のうち,地球と反対方向に回るものも逆行という。

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デジタル大辞泉の解説

ぎゃく‐こう〔‐カウ〕【逆行】

[名](スル)ぎゃっこう

ぎゃっ‐こう〔ギヤクカウ〕【逆行】

[名](スル)
進むべき方向と反対の方へ進むこと。順序や流れに逆らって進むこと。「時代に逆行する」⇔順行
地球から見て、惑星などが天球上を東から西へ動く視運動。外惑星では衝(しょう)の前後、内惑星では内合(ないごう)の前後に起こる。⇔順行
地球の公転運動と反対の方向に公転する天体の軌道運動。ハレー彗星がその例。⇔順行

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百科事典マイペディアの解説

逆行【ぎゃっこう】

(1)天球上で惑星が見かけ上東から西へ動く現象。おもに外惑星がのとき起こる。(2)主惑星の軌道面の北から見て衛星が右回りに回っている場合。正確には衛星の軌道傾斜が90°より大きい場合。
→関連項目視運動

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世界大百科事典 第2版の解説

ぎゃっこう【逆行 retrograde motion】

惑星が天球上を星々の間をぬって,東から西(赤経が減少する向き)に運行すること。西から東に運行する順行に対する用語。天球上の太陽と月の動きはつねに順行であるが,後述のように惑星は順行も逆行も行う。太陽系を黄道面の北から見ると,地球を含めて惑星はすべて太陽のまわりを反時計まわりに公転しており,これを西から東の向きの公転,あるいは順行軌道という。このとき,地球から見て太陽は天球上を西から東に運行(順行)するからである。

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大辞林 第三版の解説

ぎゃくこう【逆行】

( 名 ) スル

ぎゃっこう【逆行】

( 名 ) スル
時の流れなどにさからって、または進むべき方向と逆の方向へ進むこと。 ⇔ 順行 「時代に-する」

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

逆行
ぎゃっこう

惑星などの太陽系の天体が、天球上で東から西へ動いていること。惑星は通常、天球上を西から東へ運行しており、これを順行(じゅんこう)というが、外惑星では衝(しょう)、内惑星では内合となって地球に接近するころ、見かけ上は通常の運行と反対に、つまり逆行して見える。順行から逆行に、また逆行から順行に移る際、一時停止するように見えるときを留(りゅう)という。[村山定男]

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