ナポリタン(その他表記)napolitain(フランス)

デジタル大辞泉 「ナポリタン」の意味・読み・例文・類語

ナポリタン(〈フランス〉napolitain)

ナポリ風の、トマトソースを用いた料理
トマトケチャップで味付けしたスパゲティ。昭和20年代に横浜ホテルニューグランドで考案されたといわれる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ナポリタン」の意味・読み・例文・類語

ナポリタン

  1. 〘 名詞 〙 ( [フランス語] napolitain 「ナポリの、ナポリ風の」の意 ) パルメザンチーズとトマトソースで和えたスパゲッティ料理。スパゲティナポリタン。
    1. [初出の実例]「三越の特別食堂てので、スパゲティを食ってみた。淡々たる味で、(ナポリタン)うまい」(出典:古川ロッパ日記‐昭和九年(1934)一二月二二日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典 「ナポリタン」の解説

ナポリタン【napolitain(フランス)】

スパゲティ料理の一種。たまねぎ・ピーマン・マッシュルームウインナーソーセージ(またはハム・ベーコン)などを具材としケチャップで味つけしたもの。好み粉チーズタバスコをかけて食べる。◇「ナポリの」という意。「スパゲティ・ナポリタン」ともいう。第二次世界大戦後、神奈川県横浜市にあるホテルニューグランドがGHQに接収されていたとき、料理長だった入江茂忠が軍の食事として出されていたものをヒントに考案したとされる(厳密には、ホテルニューグランドのものはトマトソースを用い、ケチャップは用いない)。

出典 講談社和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android