ロレンツォ(その他表記)Lorenzo, Fiorenzo di

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ロレンツォ」の意味・わかりやすい解説

ロレンツォ
Lorenzo, Fiorenzo di

[生]1445頃.ペルジャ
[没]1525頃.ペルジャ
イタリアの画家ペルジーノ先駆者。 1463年ペルジャの画家組合に登録,ウンブリア派の絵画フィレンツェ派の造形性をもたらした (→ピントリッキオ ) 。『聖ペテロ・パウロならびに天使たちを従えた聖母』 (1487,ペルジャ,ウンブリア国立美術館) は彼の署名および年代の明らかな唯一の作品。ほかに『聖カテリーナの結婚』 (98,同) など数点が彼の作品に帰されている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のロレンツォの言及

【メディチ家】より

…同時にコジモはフィレンツェの事実上の支配者にのし上がり,隠然たる力を振るった。その子ピエロは短命であったが,コジモの孫ロレンツォ・イル・マニフィコ(L.de’メディチ)は指導者にふさわしい人物で,内外で実質的に君主と目され,メディチ家の権勢と栄華は頂点をきわめる。事実この時代,イタリア半島の平和は彼の外交手腕によって維持されたといわれる。…

※「ロレンツォ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む