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画家組合 がかくみあい

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世界大百科事典 第2版の解説

がかくみあい【画家組合】

西洋中世において,他の同業組合(ギルド)と同じく,各都市の画家の相互規制と相互扶助,ならびに外来の競争者の排除を目的としてつくられた組織。組合員は会費を納める親方画家のみで構成され,画家志望者は親方の工房で一定期間の修業を積み,組合に親方資格作品masterpiece,Meisterstückを提出して,初めて画家としての活動を認められた(徒弟制度)。外来の画家を含めこの過程を経ていない非組合員の制作活動,および外部で制作された作品の販売は規約により禁止され,修業年数や,同一時期に1人の親方が擁し得る弟子の数も,都市により多少の差はあるものの組合の規約で定められていた。

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All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

世界大百科事典内の画家組合の言及

【画商】より

… ルネサンス期には,人文主義の影響で教皇,君主,富豪らが古代美術を収集したため,イタリアにはロッシ,パラ,ストラーダ,ストッピらの画商が出現する。聖ルカ組合(画家組合)が毎週金曜日に開く野外展兼市場では,ラファエロをはじめ当時の巨匠たちの作品が,古代美術と同等の値段をよんだらしい。17世紀には,ルイ14世治下のパリに画商が簇生(そうせい)し,美術収集は富裕な市民にも浸透し,イタリアやオランダではイギリスやフランスの旅行者が美術品を買いあさった。…

【美術展覧会】より

…不特定多数の鑑賞者を対象とした啓蒙的なもの,自発的に催されるもの(グループ展など)のほか,競売を目的としたものなどがある。
[西洋]
 中世,ルネサンスにかけて都市のギルド(画家組合)の美術家は,原則的には王侯貴族,また富裕な市民の注文によって美術作品を生産していた。もっとも,貧しい美術家が美術作品を街頭に並べて,都市の市や祭の日に売っていた記録はヨーロッパ,日本に見られるが,一定の会場で美術作品を陳列し,無名の購買者に見せることはなかった。…

【ルカ】より

…医師,画家などの守護聖人。中世からルネサンス期に各都市に作られた画家組合は,しばしば聖ルカ組合と名のった。また,ドイツ・ロマン主義の画家オーバーベックらは1809年〈聖ルカ兄弟団〉を結成している。…

※「画家組合」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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