中間状態(読み)ちゅうかんじょうたい(その他表記)intermediate state

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「中間状態」の意味・わかりやすい解説

中間状態
ちゅうかんじょうたい
intermediate state

量子力学的系の期待値や遷移を取扱うときは,摂動論が有効であるが,始状態から終状態へ直接移る遷移のほかに,中間的に他の状態を経過する高次の過程が考えられる。このような状態は多くは準安定であって,一般に中間状態といわれる。不確定性原理によれば,時間の不確定 Δt とエネルギーの不確定 ΔE の間には,Δt・ΔE=h/2π ( h はプランク定数 ) という関係があるから,一般に寿命が短い (つまり Δt が小さい) 中間状態ほど,ΔE が大きく,エネルギー的に離れた状態を考慮しなければならない。高次の摂動を考えるときほど,介在する中間状態の数は多くなる。また電子と電磁場の間に相互作用があるとき,中間状態としては,電子や光子の数が異なるいろいろな状態が可能である。この意味で,電子は仮想的に光子を放出,吸収しているなどという言い方をする。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

東日本大震災を受け2011年6月に成立した津波対策推進法で、故事「稲むらの火」にちなみ、11月5日と定めた。江戸時代の1854年11月5日(旧暦)、安政南海地震で大津波が発生。現在の和歌山県広川町で...

津波防災の日の用語解説を読む