乾燥卵(読み)かんそうたまご

精選版 日本国語大辞典 「乾燥卵」の意味・読み・例文・類語

かんそう‐たまごカンサウ‥【乾燥卵】

  1. 〘 名詞 〙 鶏卵中身凍結乾燥して粒状にしたもの。昭和一七年(一九四二戦時の配給食品に加えられて普及した。乾燥鶏卵。かんそうらん。
    1. [初出の実例]「切ない思い出は何といっても戦争中の乾燥卵であろう」(出典:父の詫び状(1978)〈向田邦子〉卵とわたし)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「乾燥卵」の意味・わかりやすい解説

乾燥卵
かんそうらん

液卵を乾燥したもの。全卵乾燥品,卵白乾燥品,卵黄乾燥品がある。運搬保存に便利で,大規模な調理材料あるいは製菓その他の2次加工原料として利用される。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む