伊達成実(読み)だて しげざね

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「伊達成実」の解説

伊達成実 だて-しげざね

1568-1646 織豊-江戸時代前期の武将
永禄(えいろく)11年生まれ。伊達政宗(まさむね)につかえ,天正(てんしょう)13年以来奥羽各地を転戦,14年二本松城主となり,19年角田(かくだ)城にうつる。一時政宗のもとをさり高野山にはいったが,慶長7年亘理(わたり)城主となって伊達一門に列せられた。「成実記」(「伊達日記」)の著がある。正保(しょうほ)3年6月4日死去。79歳。初名は藤五郎通称安房(あわ)。

伊達成実 だて-なりざね

だて-しげざね

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の伊達成実の言及

【角田[市]】より

…阿武隈川が南から北に貫流する角田盆地の大半を占め,主要集落角田は阿武隈川西岸に位置する。伊達成実によって天正年間(1573‐92)に城が築かれ,1598年(慶長3)以降伊達氏一門の石川氏が入封した。近世には阿武隈川舟運の中継地として栄え,米,繭の一大集散地であり,その面影は今も商家の土蔵造に残る。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」