六十分法(読み)ろくじっぷんほう(英語表記)sexagenary system

精選版 日本国語大辞典 「六十分法」の意味・読み・例文・類語

ろくじっぷん‐ほう ‥ハフ【六十分法】

〘名〙 角度時間などの単位の定め方。一度(または一時間)の六十分の一を一分、一分の六十分の一を一秒とする。

ろくじゅうぶん‐ほう ロクジフハフ【六十分法】

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「六十分法」の意味・わかりやすい解説

六十分法
ろくじゅうぶんほう
sexagenary system

平面角の大きさを表わす方法円周を 360等分した弧に対する中心角を1度 (記号°) とし,1度の 1/60 を1分,1分の 1/60 を1秒とする。弧度法ラジアンとの関係

1°=(π/180)rad=0.017453…rad

である。この角度分割法はきわめて古く,バビロニアやエジプトの古代天文学において1年 (約 360日) に1回転する恒星天が1日に動く角度として決めたのがその起源である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android