固体酸(読み)コタイサン

化学辞典 第2版 「固体酸」の解説

固体酸
コタイサン
solid acid

表面酸性を示す固体.指示薬を吸着させたときの色や塩基の吸着などによって酸性点の存在が知られる.酸性の根源が H供与にあるブレンステッド酸(B酸)の例は,シリカ-アルミナゼオライトイオン交換樹脂などである.電子対受容体,すなわちルイス酸(L酸)の例は,ハロゲン化金属無水和物,アルミナ,無水硫酸,無水リン酸などであり,シリカ-アルミナ上にも含まれている.B酸とL酸の識別は,吸着ピリジンの赤外吸収スペクトル分析により可能である.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

関連語 富田

最新 地学事典 「固体酸」の解説

こたいさん
固体酸

solid acid

G.N.Lewisは,酸とは電子対を受容する物質,塩基とは電子対を供与する物質として酸の概念を一般化した。この説では,固体も電子対を受け取る性質があればルイス酸であり,固体酸という。水素イオン交換をした沸石酸性白土は固体酸であり,活性白土は強い固体酸である。これらは石油精製時の触媒として用いられる。

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