外傷性神経症(読み)がいしょうせいしんけいしょう

百科事典マイペディア 「外傷性神経症」の意味・わかりやすい解説

外傷性神経症【がいしょうせいしんけいしょう】

外傷を受けたのちに起こる神経症ノイローゼ)。頭の外傷後に起こることが多い。生まれながらもっていた神経症になりやすい性格と,外傷によって生じた不安定な精神状態(いらいらする,おこりっぽくなる,元気がなくなる,不安になる,傷を心配する)が原因。特に災害の賠償要求などがあるために,なおりたくないという気持が加わって起こる場合に,賠償神経症などと呼ぶこともあるが,本態は一方的被害によって自己喪失させられたという事態を受け止めがたいことに起因する神経症とも考えられている。症状および治療法はヒステリーあるいは不安神経症と同じ。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む