人力による運搬法のうちの肩担い運搬に用いる担い棒の一種。棒の両端にほぼ同重量の荷物を吊(つ)り下げ、中央部を肩で担う方式を天秤担いといい、これに使う棒が天秤棒である。使用には体でバランスをとる必要があるため、平坦(へいたん)地での使用が多い。天秤棒、天秤という呼び方は全国的であるが、西日本ではオオコとよぶ所も多い。オク、サス、六尺(ろくしゃく)、カタネボウ、ツクボウなどの呼称もある。おもに男性用の運搬具。長さはだいたい1.8メートル以内で、棒を扁平に削り、弾性をもたせてある。両端近くにツクという突起をつけて滑り止めにしたり、吊り手の鉤(かぎ)をつけたのもある。伊豆の新島(にいじま)や式根島には反(そ)り天秤とよび、頭上運搬用の天秤棒(女性用)もある。
[小川直之]
ノーベルがスウェーデンアカデミーに寄付した遺産を基金とする世界的な賞。1901年以降行われ、毎年、物理学・化学・生理学および医学・文学・平和・経済学の6部門において、顕著な功績のあった人に授与される。...