小太夫(読み)こだゆう

改訂新版 世界大百科事典 「小太夫」の意味・わかりやすい解説

小太夫 (こだゆう)

古浄瑠璃の曲名。1641年(寛永18)刊。山本九兵衛板。上下2冊本の下巻のみ現存。内容は謡曲《甘楽太夫(かんらのたゆう)》と同じ。上野国多々良城主甘楽太夫は下野国の住人荒間兵衛景信に国を横領され,幽閉される。忠臣安綱の妻は奉公人小太夫に扮して主君を救出し,その後,お家再興となる。神仏の助力なしに臣下の忠義によって主家を再興する点で,他の古浄瑠璃のお家騒動物《はなや》《明石》などとは異なる。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

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