御岳渓谷(読み)みたけけいこく

日本大百科全書(ニッポニカ) 「御岳渓谷」の意味・わかりやすい解説

御岳渓谷
みたけけいこく

東京都青梅市(おうめし)の西部、JR青梅線沢井(さわい)駅から御嶽(みたけ)駅南方にかけての多摩川渓谷で、沢井駅南の吊(つり)橋の楓(かえで)橋から上流の御岳橋までの約4キロメートルをいう。関東山地を深く侵食した渓谷で、両岸遊歩道があり、四季を通じて山水の美が楽しめる。御岳橋のたもとに1961年(昭和36)開館の玉堂美術館(ぎょくどうびじゅつかん)があり、その庭園は京都の龍安寺(りょうあんじ)を模したという。楓橋の南詰めに中国蘇州(そしゅう)の寒山(かんざん)寺を模した大日本寒山寺がある。

沢田 清]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の御岳渓谷の言及

【多摩川】より

…中下流を中心とした広大な河川敷は京浜のレクリエーションの場であり,数多くの公園と運動場が作られている。また奥多摩と呼ばれる上流部には御岳(みたけ)渓谷などがあり,重要な観光資源ともなっている。【大矢 雅彦】。…

※「御岳渓谷」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

4月1日の午前中に、罪のないうそをついて人をかついでも許されるという風習。また、4月1日のこと。あるいは、かつがれた人のこと。四月ばか。万愚節。《季 春》[補説]西洋もしくはインドに始まる風習で、日本...

エープリルフールの用語解説を読む